バグストッパーケンドン式
施工の流れ
お打ち合わせ
工場の近傍に金属加工関連の工場があり、そこから相当量の粉塵が飛んでくる。
また工場の周辺には水田や畑が広がっているため、虫が発生すると工場内に浸入してくる。
このため外気取り入れ口を閉めて浸入対策を行っているが、工場内を陰圧に保っているため、建物の小さな隙間から虫や粉塵が侵入してしまう。
外気取り入れ口で粉塵対策と防虫対策を一手に行いたい。
提案
粉塵対策には不織布フィルタが有効であり、虫の侵入対策にはメッシュ網をフィルタ枠に完全シールしたものが有効である。これら2つの特性を有しているメッシュシールフィルタを提案。
更に取付枠とフィルタの隙間からの虫浸入防止を図るため、メッシュシールフィルタと取付枠の隙間をワンタッチ操作でなくすことが出来るバグストッパーケンドン式の併用を提案。
開発
取り付け工事の手間を省く為、既設の外気取り入れ口の寸法に合わせ、なおかつ室内側からフィルタメンテナンスが出来るタイプのバグストッパーケンドン枠を設計。
製作
外気取り入れ口の寸法を採寸し、バグストッパーケンドン枠の周りにフランジを立てて最小限の手間での取り付け工事ができる物を製作。
施工
バグストッパーケンドン枠のフランジに板金ビスを立てて、外気取り入れ口の余白部分に取り付け工事を実施。設置後にフィルタをセットし、レバーでワンタッチにてフィルタを締め付け固定した。
施工内容
外気取り入れ口より空気を取り入れることで、建物の隙間からの虫の浸入をほぼ防止する事ができた。