Q&A

Q1. 中性能フィルタの寿命が突然短くなった。
原因はなにか考えられますか?
A1. フィルタの上流側の条件が変わっている可能性があります。
例えば、近辺で工事があり、粉塵量が多くなった。
外気の取入れ口が変わり、排気ガスのような微塵粒子が多くなった等の原因 が考えられます。
Q2. 塩害対策用フィルタ(ソルトタイデン)を使用すれば、そのフィルタの後は、耐塩処理をする必要はありませんか?
このフィルタを使用すると100%海塩粒子が捕集されますか?
A2. 数%ではありますが、捕集できない領域の微細な海塩粒子(弊社技術資料をご参照ください)があります。
また、このフィルタを取り付ける際、100%バイパスのないようなセッティングができていないケースがある為、基本的には耐塩処理をしていただかなくてはなりません。
Q3. 現在、PS/600を使用しています。
もっと効率の高いフィルタを考えておりますが、PA/305と入れ替えようと思っています。大丈夫でしょうか?
A3. 現在の使用条件(風速を)確認する必要があり、場合によってはフィルタの枚数を増やすことが必要となります。フィルタろ材には、効率を出す為の使用条件(定格風速)があります。今回の例で言えば、PS/600は2.5m/s、PS/305は0.5m/sとなります。(弊社カタログをご参照ください)従って、現在PS/600を2.5m/s使用されているとすれば、PA/305は5倍の枚数が必要となります。
Q4. フィルター用エレクトレットについてお聞き致します。
エレクトレット不織布をご採用されているということですが、どのような材料をご使用されているのでしょうか。ポリプロピレン、PTFEなどでしょうか。
ご採用されている材料をエレクトレット化した場合、耐湿性は問題ないのでしょうか。
A4. 弊社エレクトレットフィルタについてお答えします。
材質・・ポリプロピレンとポリエチレンから構成されております。
PTFEではありません。(エレクトレットフィルタに用いられるフィルタに含フッ素系の素材はあると聞いておりますが)
耐湿性について・・水分について帯電劣化という観点で考えると純水であれば再乾燥すれば帯電力は復帰します。しかし一般の雨等には不純物が混入されており、この成分がイオン化したりして帯電に悪影響を及ぼし効果が劣化していくと考えられております。
ただし、弊社使用範疇のビル空調工場空調の範囲ではほとんど影響は無いと考えております。
Q5. エバーライトスコットについて質問があります。
セル数とは、どのような面積あるいは体積に対しての数値なのでしょうか?
A5. 1インチ(25mm)の直線状のセル(気泡)の数によりメッシュの粗いものから細かいものまで標準材料として6種類用意されております。
(HR08・13・20・30・40・50)
HR08・・・(6以上10以下)
HR13・・・(11以上16以下)
HR20・・・(17以上23以下)
HR30・・・(27以上33以下)
HR40・・・(37以上43以下)
HR50・・・(47以上53以下)
セル数は投影器、実態顕微鏡により拡大して25mmの直線状の気泡を読み取ります。
エバーライトスコット 技術資料より